国内のキッチンでおしゃれなデザインキッチンのコーディネートを考える
〜トクラスベリーの場合〜その2〜
シャインカラー114色を採用すれば、どんなキッチンも実現可能?!
こんにちは、デザインキッチンTOKYOのイシハラです。
前回はトクラスのベリーのかまちデザインと他社のかまちデザインを比較して、コーディネートの視点を考えてみましたが、今回はトクラスのもう一つのポイントでもある"シャインカラー"について解説したいと思います。
トクラスのシャインカラーとは?
トクラスのシャインカラーとは、簡単にいうと、キッチンの扉に選べる色が114色あって、お客様が自由に選べる!というトクラスベリーの売りの一つになります。
●値段は?コスパは?
ただ、実際にはこのカラーパレットを利用するためには、シャインカラーのグレードを選ばなければなりません。
私どもでよく出荷するグレード(=お客様が好んでお選びいただくグレード)はZ,N,Yシリーズあたりが多く、単色系でもホワイトやブラック、ソリッドな石目や素材系の色が多いです。
↑通常よく出る、Sシリーズベーシックホワイトやシルクホワイト、Zシリーズのグレーストーン、ダークレザー、エイジングゴールド、あとはリファインモカなどの色。
Xシリーズがブラックやホワイトの単色系で艶ありの塗り物になるので、そのグレードを境におおおよそ客層が分かれると言ったのが実情です。
ですので、まずファインカラーは多少トクラスの通常組み合わせよりは高くなると考えた方が良いです。
●どのくらい高くなるの?
どのくらい高くなるかというと、Zシリーズを基準にした場合、定価で仮に210万円ほどだとすると、Xシリーズで+21万円前後↑、シャインカラーになるとまたグッと上がって+62万円前後↑になります。(あくまで参考)。
ただ、これはあくまで商品上代(定価)なので、実際にはこの50%ぐらいの金額になってくると思います。
*詳しくはお見積もりご相談からお願いします。
実際にデザインの組み合わせでコスパを考えてみる
●高級キッチンをマネれるか〜その1〜
例えば、以下のようなキッチン。
このキッチンはキッチンハウスのキッチンですが、これに近い形のコーディネートをメーカーキッチンで行おうとした場合、ポリッシュな淡いモスグリーンがまずありません。
したがって、選択肢としてはトクラスしかないのですが、トクラスのベリーであるとすると、
以下の丸をつけたあたりの色が近そうです。(さびあさざ・薄墨色・薄墨茶)
普通のメーカーキッチンでは、こんな微妙な色合いは選択できませんので、非常に嬉しいのがシャインカラーの特徴です。
両サイドのブラックのキャビネットも、全く同じブラック系の木目はありませんが、zシリーズのグレーストーン、ダークレザーあたりを使用すれば、近い雰囲気になると思います。
↑トクラスのグレーストーンキッチン。例えば収納はグレーストーン色にして、キッチン本体をポリッシュな単色カラーにするというのもモダンだと思います。
●高級キッチンをマネれるか〜その2〜
また以下のようなキッチン。
こちらは国内で手に入る最高級キッチンメーカーの一つであるダーダさんのPRIME プライムという商品です。直接金額を確認しておりませんが、輸入キッチンはおそらく1000万円以上のキッチンがザラですので、このキッチンにおいても非常に高級なキッチンかと思います。
例えばこれも、トクラスのシャインカラーを使用すれば、微妙なキャメルカラーが表現できます。
さらにトクラスではエントリーグレードの金額からブラック系の人造大理石(しかも薄型対応)が選べるので、他社にはない嬉しい仕様となっています。
価格は海外キッチン、国内オーダーキッチンと比べてどうか?
最終的に一番気になるのはやはり金額かと思いますが、
まずオーダーキッチンであれば工事費込みで450万円前後からですし、海外キッチンはそれ以上の金額となってくる一方、トクラスベリーで対面キッチン背面ボードつきでシャインカラーをお選びいただいた場合にはおそらく商品上代が400万円前後になってくると思います。
この価格自体は国内メーカーキッチンの価格の中では割と高い方に位置しますが、色が自由に選べる点、そして何より他社上位機種(リクシルならリシェル、パナソニックならLクラス)よりも問屋卸価格が低めに設定されていることで割安でプランを組むことが可能になっています。
微妙なトーンの表現で、インテリアに合わせたコーディネートが可能です。
ちなみにデザインキッチンTOKYOだと、ファインカラーのトクラス対面キッチン、既存キッチン交換費用込みですべて金額含めて300万円前後から対応が可能です。(税抜参考価格)
いかがでしたでしょうか
●オーダーかシステムキッチンか?
みてきたように、トクラスのシャインカラー114色、そしてトクラスが得意とするZシリーズ等の無機質系の扉カラーを組み合わせれば、モダンなキッチンを再現することができます。
ただし、キッチンハウスやほか国内オーダーキッチン会社でいえば、他社にはない特徴的な木目色の選択肢や、鏡面仕様の美しいかまちづくり、海外設備への柔軟な対応が可能ですし、引き出しの感じもやはり異なってきます。
まずはお客様のご希望の予算を整理した上で、ではどんなキッチンができそうかといったこと考えてゆくと良いかもしれませんね。
参考になれば幸いです。