リフォームを思い通りに叶える秘訣 | リフォーム会社を見極めるポイントとは?
リフォーム検討をどのように進めたら良いか
こんにちは、デザインキッチンTOKYOの石原です。
今回はキッチンリフォームの検討を検討するにあたって、どのように検討を進めたら良いかについてプロの経験から解説させていただきたいと思います。
- リフォーム会社を見極めるポイントとは?
- 相手によって差が出る、リフォームの仕上がり/プランニング
- 肝心のキッチンはどうやって選んだら良いの?
など、ざっくり視点を解説させていただこうと思います。
みなさん探し方はもうそれぞれあると思います、まず大切なのは"何をポイントにして出会った会社を見極めればいいか"ということではないでしょうか。
↑僕に聞かないでよ
リフォーム会社を見極めるポイントとは?
「キッチンリフォームしたいなぁ」「リビングリフォームしたいなぁ」
そう考えた皆様の多くは、おそらくインターネットで「キッチンリフォーム 会社」とかのキーワードで調べるのではないかと思います。
国土交通省の調査では、以下のような統計が出ています。
出典:住生活リフォーム推進協会 対象:30~60歳 合計100名
サンプル数こそおそらく差があるでしょうが、順番的には、知人の紹介(口コミ)、ネット、チラシ、といった接点が主なようですね、肌感覚的には、今時まだ知人の紹介というのがこれほど多いのが意外でした。
このような接点の中で、何をポイントにして出会ったリフォーム会社を見極めればいいでしょうか。
相手によって差が出る、リフォームの仕上がり/プランニング
●相手の知識量をまず知ることから始めましょう。
あくまで私の印象を話します。
まず、知り合いに聞く方法。つまり知り合いの紹介。
これはイメージとしては親の世代(祖母の世代)が家を建てたり、何かのご縁で知り合ったリフォーム屋や工務店の紹介といった選択肢かと思います。
これは、当たる時もあれば、外れる時もある、肌感覚から言えば50%50%ぐらいかと思いますが、こと"キッチン"リフォームとなった場合には留意していただきたいポイントがあります。
それは、「担当者がちゃんと今のキッチン事情を知っているかどうか」ということ。
●毎年毎年、製品には何かしらの新ネタが出てきます。
トレンドに疎い人に、わざわざあえてあなたは頼みますか?
会ってみたら結構なお年の方(そりゃそうですよね、親の世代で棟梁だった人なんですから)で、人はいいけど腰は重いとか、べらんめいで頼んだはいいが、おしゃれでもないし、細かな仕上がりも気にしてくれないなどの、後から出てくる不満の声…。
キッチンは昨今、国内外合わせて東京で取り扱えるメーカー数は20を超えるので、それらから俯瞰的に比較して、予算も加味したうえでおしゃれに提案できる人かどうかを見極める必要があります。
通常、年に2回ほど建築系総合展示会がビックサイトであるのですが、そういうのにちゃんと毎回顔を出して最新の情報を常に仕入れて、かつ都内のショールームにも足繁く通っていそうかどうか、この辺りはよく口コミなどで重要視される、担当の"人柄"ということと同じくらいに「あなたのリフォームを成功させるうえで重要です」。
↓例えば、「おすすめの水栓はなんですか?どう各メーカー違うのですか?」などに答えることが出来そうな担当さんでしょうか?正直この手の質問は、ショールームのお姉さん方では答えられません、彼女たちは、所属するメーカーのキッチンの良いところを説明し、そしてより高い商品を買ってもらうのが仕事ですので。。。また、現場肌の親方などに聞いても然り、思った回答はきっと返ってこないと思います。。。
●とにかく予算から考えることの弊害
チラシでのリフォームの依頼はとにかく価格>デザイン
これは格安チラシ(トイレとか給湯器とか)のイメージが強いです。当然彼らも提案力が売りではありません。売りは価格です。要望を聞いてもらうというよりは「この予算でこれができるか」といった問い方の方が合っている気がします。
インターネットでリフォームを検討するにはセンスが必要。
それらの会社に複数問い合わせると、営業の方や、棟梁や、現場で働きながら営業も兼業するようなといった、いろいろな立場の人が窓口になって話を聞いてくれることかと思います。
ここでもやはり、その担当者がどれほど"キッチンについて多角的な視点"を持っているかということ。そして、リフォームについての積極的な提案をしてくれるかということがポイントです。
ホームページの作りや施工事例などから感覚的に相談する価値があるのかを判断します。
●「誰に聞いたらいいか」は、同時に「どのようにあなたが聞いたか?」でもあります。
"引き出し"をもっていない人にいくら聞いても、話を逸らされるだけです。
キッチンについて、これでもか!という知識があるかどうか、それがまず重要です。
番外編:こんなはずじゃなかった?!なぜ、仕上がりに文句が出るのか?
これはまた他の機会で解説しますが、要は今回お話ししたように、最初にその辺りを見極められなかった自分自身の責任でもあるということを、少し厳しいですが認める必要もあるかと思います。
キッチンについて深く理解しているということは、同時に現場の納め方、またそれらを納めてゆく時の内装材の選択肢も自ずと知識が増えてゆくはずです。そういったことからも、この辺りの知識をいかにもっているかということは、最終的な仕上がりの施工精度にも結果的に繋がってくると思います。
素直な人、センスの良い人、はこの辺りをうまく感じ取って、その上で全身全霊でリフォーム会社の担当者さんに任せている=それが結果として良い結果(コスト・デザイン・納まり・保守など) を生んでいる、といった印象があります。
*とはいえ、リフォームですので、既存の箇所との取り合い等で調整が必要な箇所もありますので、最終的にはお互いの信頼度も必要なのですが、その話はまた次回に。。。
●知識は多いけれども、しっかりと要望を汲み取れる会社を
知識をもっているだけでなく、しっかりとお客様の要望に答えられることが大切ですよね。
- 信用力
- 間取りの提案力
- 積算力
- スピード力
- デザイン力
- 包括的提案力
最終的には、統合的に上記のような力が必要とされるのがこの業界です、皆様もぜひ視点をもって担当者や会社を見極めることができると、きっと素晴らしい結果を生むことと思います。